IT特化型転職エージェント・スカウトの選び方
IT特化型の転職エージェントは、IT・Web領域の求人だけを扱うため、技術スタックや開発体制、評価制度といった現場の中身まで踏み込んで相談しやすいのが持ち味です。総合型のエージェントでは、IT職が数ある職種の一つとして扱われ、担当者の知識に差が出ることもあります。
このページで扱う第11〜18位は、第1〜10位とは少し性格の違う、専門性や対象を絞った6つのエージェントと2つのスカウト型サービスです。年収帯を絞るもの、首都圏中心のもの、35歳以下に限るものなど、条件が明確な分だけ合う人にはよく合います。
選ぶときは、自分の経験年数・年齢・勤務エリアが各サービスの対象に入っているかを最初に確かめ、そのうえで面談型とスカウト型を併用するのがおすすめです。以下の比較表から、気になるサービスのセクションへ移動できます。
第11〜18位 サービス比較表
| 順位 | サービス名 | 種別 | 対象経験 | 強み | 申し込み |
|---|---|---|---|---|---|
| 11 | TechClipsエージェント | 転職エージェント | ITエンジニア実務経験者向け(未経験者は紹介先が限られるとの評判) | 現役エンジニアが担当する自社開発企業志向のIT転職支援 | 無料で相談する |
| 12 | キッカケエージェント | 転職エージェント | ITエンジニアの職務経験者 | 量より質の厳選マッチングを掲げるエンジニア特化型 | 無料で相談する |
| 13 | EDBエージェント | 転職エージェント | 未経験〜現役ITエンジニア、SES在籍者、社内SE志望者 | OB・OGとの1on1でミスマッチを減らすIT転職支援 | 無料で相談する |
| 14 | IT転職エージェント@PRO人 | 転職エージェント | ITエンジニア経験者(未経験向けは別窓口) | 担当10名上限で1〜10社に絞る相談重視型 | 無料で相談する |
| 15 | ASSIGN AGENT(アサインエージェント) | 転職エージェント | 社会人経験者(職種不問だが経験の浅い人には合わないとの声あり) | 若手ハイエンド層向けにキャリアプランから逆算する支援 | 無料キャリア相談を申し込む |
| 16 | Mikke(ミッケ) | 専門特化エージェント | 営業経験者、異業種からIT/SaaS営業・CSを目指す人 | IT/SaaSの営業・CS職に特化した伴走型転職支援 | 無料面談を予約する |
| 17 | レバテックダイレクト | スカウト型 | 社会人経験のあるITエンジニア・IT専門職 | 面接確約スカウトが中心のIT専門職向け転職サイト | 無料で会員登録する |
| 18 | TechClips ME(テックミー) | スカウト型 | ITエンジニアの実務経験者(サービス側の案内より) | 年収提示付きスカウトが届くエンジニア向けサービス | 無料で会員登録する |
掲載内容は公式サイトの公表情報を調査日(2026年10月21日)時点で確認したものです。対象条件や求人は変わることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
第11位 TechClipsエージェント
現役エンジニアが担当する自社開発企業志向のIT転職支援
notari株式会社(2014年設立、有料職業紹介 13-ユ-308393)が運営するITエンジニア向け転職エージェント。公式サイトでは、年収500万円以上の求人に絞って紹介し、キャリアコンサルタントは現役エンジニアが務めると説明している。SIer・SESから自社サービスを持つ事業会社やITコンサルへの転職を主な支援領域とし、利用は無料。
強み・特徴
- キャリアコンサルタントが現役エンジニアで、自社サービス開発も兼務していると公式FAQで説明しており、技術的な話が通じやすい。
- 取扱求人を年収500万円以上に絞っていると公表しており、年収アップを狙う経験者向けの設計になっている。
- SIer・SESから自社開発の事業会社やITコンサルへのキャリアチェンジを支援領域として明示している。
注意点
- 求人は首都圏中心で、地方での転職やリモート以外の地方求人を探す人には選択肢が少ない可能性がある。
- 年収500万円以上の求人が中心のため、実務未経験や経験の浅い人は紹介を受けにくい場合がある。
公表されている数値
- 年収UP率:95%(集計期間・算出方法の記載なし)(2026-10-21閲覧/出典:公式サイト)
- 紹介可能企業数:1000社以上(2026-10-21閲覧/出典:公式サイト)
- 取扱求人の年収水準:年収500万円以上の求人のみ(2026-10-21閲覧/出典:公式サイト)
ネット上の口コミ・評判の傾向
良い評判
- 担当者がエンジニア出身のため技術やキャリアパスの話が具体的にできた、という傾向の声がある。
- 書類添削や面接対策が丁寧で、年収が上がる転職につながったという評価が見られる。
気になる評判
- 首都圏以外の求人が少なく地方では使いにくいという指摘がある。
- 転職が難しいと判断されると対応がそっけなく感じたという声がある。
各種口コミサイト・SNS上の評判の傾向を編集部で要約したものです(2026年10月時点)。
こんな人におすすめ
- SIer・SESから自社開発企業へ移りたい現役エンジニア
- 技術を理解する担当者と年収アップを狙いたい首都圏のエンジニア
第12位 キッカケエージェント
量より質の厳選マッチングを掲げるエンジニア特化型
株式会社キッカケクリエイション(2020年設立、有料職業紹介 13-ユ-312698)が運営するITエンジニア特化の転職エージェント。24項目のヒアリング、応募書類の代行作成、企業別の面接対策、年収交渉代行を行い、多数同時応募を勧めない方針を公式に掲げる。IT人事YouTuber「モロー」がサイト内で紹介されている。職業紹介優良事業者の認定表示あり。
強み・特徴
- 30〜40社の同時応募は勧めず、ヒアリングに基づき厳選した求人を提案する方針を公式に明示している。
- 応募書類の代行作成や企業別の想定質問リスト・選考レポートなど、選考対策の支援が具体的。
- 2025年入社者の半年以内退職率1.51%(入社者465人中7人)と、集計条件付きで定着率を公表している。
注意点
- エンジニア職務経験が前提のため、未経験からの転職では紹介できる求人が限られる。
- 見込みが薄いと判断されると連絡が減ったという声もあり、他社と併用して比較するとよい。
公表されている数値
- 稼働求人数:約15,000件(2026年8月時点/出典:公式サイト)
- 平均年収アップ額:約72万円(2025年の20〜30歳内定承諾者、減少・維持を含む平均)(2025年/出典:公式サイト)
- 入社後半年以内の退職率:1.51%(入社者465人中7人)(2025/1/1〜12/31/出典:公式サイト)
- 初回面談実績:年間2,688名(2024/3/1〜2025/3/1/出典:公式サイト)
ネット上の口コミ・評判の傾向
良い評判
- エンジニア専門の担当者が技術面を踏まえて提案してくれたという傾向の声が多い。
- 書類添削や企業ごとの面接対策、選考後のフィードバックが手厚いという評価がある。
気になる評判
- 未経験者には紹介求人が少ない、見込みが低いとフォローが薄くなるという声がある。
- 地方の求人が少ないという指摘がある。
各種口コミサイト・SNS上の評判の傾向を編集部で要約したものです(2026年10月時点)。
こんな人におすすめ
- 応募先を絞って丁寧に選考対策をしたい経験者エンジニア
- 初めての転職で書類作成や年収交渉を任せたい人
第13位 EDBエージェント
OB・OGとの1on1でミスマッチを減らすIT転職支援
ITコンサル事業やエンジニア向けプラットフォーム「エンジニアデータバンク」を運営するKICK ZA ISSUE株式会社の転職支援サービス。同社は2026年1月にSmartHRグループへの参画を発表している。キャリアアドバイザーは全員IT業界の実務経験者とされ、内定先で迷う際に当該企業のOB・OGとの1on1を設定する点が特徴。未経験者から現役エンジニア、ITコンサル志望まで対象。
強み・特徴
- 複数内定で迷う場合などに、当該企業のOB・OGと1on1で話せる場を用意しており、入社後のギャップを減らしやすい。
- アドバイザーはIT業界の実務経験者で、Big4・大手SIer・人材大手出身者がプロフィールで紹介されている。
- ITコンサル事業やフリーランス案件の基盤を持つため、独立や副業も含めたキャリア相談に対応している。
注意点
- 求人数や支援実績の詳細は公開情報が少なく、扱う求人の幅は面談で確認する必要がある。
- 口コミがまだ少ないサービスのため、評判を判断材料にしにくい。
公表されている数値
こんな人におすすめ
- 入社前に現場の雰囲気を確かめてミスマッチを避けたい人
- 将来ITコンサルや独立も視野に入れているエンジニア
第14位 IT転職エージェント@PRO人
担当10名上限で1〜10社に絞る相談重視型
IT教育事業を手がける株式会社エスアイイー(2004年設立、有料職業紹介 13-ユ-304181)が運営するIT専門転職エージェント。1カウンセラーの担当を上限10名とし、キャリア相談に平均2時間をかけ、多くの人が1〜10社程度の選考に絞って進めると公式に説明している。就職希望エリアは一都三県。
強み・特徴
- 1カウンセラーあたりの担当を10名までに制限していると公表しており、一人ひとりへの相談時間を確保しやすい。
- 初回相談に平均2時間をかけ、5年・10年先を見据えて応募先を1〜10社程度に絞る方針を取る。
- 秋葉原・新宿での対面面談のほか、オンラインや電話でも相談できる。
注意点
- 就職希望エリアが一都三県に限られ、それ以外での転職には向かない。
- 一度に多くの企業へ応募したい人には合わない方針である。
公表されている数値
こんな人におすすめ
- 首都圏で応募先を絞って丁寧に転職したいITエンジニア
- 長期的なキャリアの方向性から相談したい人
第15位 ASSIGN AGENT(アサインエージェント)
若手ハイエンド層向けにキャリアプランから逆算する支援
株式会社アサイン(2016年設立、有料職業紹介 13-ユ-308560)が運営する、20〜30代の若手ハイエンド層向け転職エージェント。ITエンジニアのほかコンサル、マーケター、企画職などが対象。初回面談では求人紹介を行わず、キャリアプランを作成してから案件を提案する進め方を運営会社が説明している。キャリアアプリ「ASSIGN」も提供。
強み・特徴
- 初回面談で現在の経験と将来像を整理し、キャリアプランを作ってから求人を提案する進め方を取る。
- ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS」での受賞歴を公式に掲載している(2025年顧客満足度部門MVPなど)。
- ITエンジニアに限らずコンサルや企画職への転身も含めて相談できる。
注意点
- 口コミでは求人の充実度の評価が他項目より低く、特定企業を繰り返し勧められたと感じた声もある。
- 社会人経験が浅い人やすぐに多くの求人を見たい人には合わない可能性がある。
公表されている数値
- 従業員数:250人(2026-10-21閲覧/出典:公式サイト)
ネット上の口コミ・評判の傾向
良い評判
- 将来像まで踏まえてキャリアプランの相談に乗ってもらえたという傾向の声がある。
- 面接対策が丁寧だったという評価が見られる。
気になる評判
- 特定の企業を繰り返し推薦され不信感を持ったという声や、紹介企業で内定が出ないとサポートが終了したという声がある(口コミ件数は少数)。
各種口コミサイト・SNS上の評判の傾向を編集部で要約したものです(2026年10月時点)。
こんな人におすすめ
- 将来のキャリアの方向性から整理したい20〜30代
- エンジニアからITコンサル・企画職への転身も検討している人
第16位 Mikke(ミッケ)
IT/SaaSの営業・CS職に特化した伴走型転職支援
株式会社Mikke(有料職業紹介 27-ユ-304523、2024年8月許可)が運営する、SaaS/IT業界のインサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセス職に特化した転職支援サービス。同じアドバイザーが面談から入社後まで一貫して担当し、担当求職者数を業界平均の4分の1以下に制限していると公式に説明している。エンジニア職ではなくIT業界の営業・CS職が対象。
強み・特徴
- IT/SaaS業界の営業・CS職に絞った特化型で、エンジニア以外の職種でIT業界に入りたい人の受け皿になる。
- 1人のアドバイザーが面談から面接対策、入社まで一貫して担当し、土日の相談にも対応している。
- 担当求職者数を業界平均の4分の1以下に制限していると公表している。
注意点
- ITエンジニア職の求人を探す人には対象外となる。
- 2024年に許可を得た比較的新しい事業者で、第三者の口コミがまだ少ない。
公表されている数値
- 取扱求人社数:10,000社以上(求人40,000件との記載もあり、両者の関係は不明)(2026-10-21閲覧/出典:公式サイト)
- 有料職業紹介事業許可:27-ユ-304523(令和6年8月1日)(2026-10-21閲覧/出典:公式サイト)
ネット上の口コミ・評判の傾向
良い評判
- 担当者が親身で、職務経歴書の添削後に書類通過が増えたという傾向の声がある(Googleマップの口コミを紹介した記事より)。
- 模擬面接や想定質問の準備など面接対策が手厚いという評価が見られる。
各種口コミサイト・SNS上の評判の傾向を編集部で要約したものです(2026年10月時点)。
こんな人におすすめ
- 営業経験を活かしてSaaS企業のセールス・CSへ転職したい人
- 異業種からIT業界の非エンジニア職に挑戦したい20〜30代前半
第17位 レバテックダイレクト
面接確約スカウトが中心のIT専門職向け転職サイト
レバテック株式会社(有料職業紹介 13-ユ-308734)が運営するIT/Web系専門職向けのスカウト型転職サービス。企業が経歴を見て1通ずつ送るスカウトの大半が面接・面談確約で、書類選考を挟まずに選考へ進める。約60職種・90スキルや、リモート可・副業可などの条件で求人検索も可能。利用は無料で、アドバイザー型の支援ではない。
強み・特徴
- 公式によると全スカウトの95%が面接・面談確約(2026年1〜3月実績)で、書類選考なしで企業と話せる機会が得やすい。
- 約60職種・90スキルに加え、リモート可・副業可など細かい条件で求人を検索できる。
- 専門チームの取材による開発環境やエンジニア組織の情報が掲載され、応募前に比較しやすい。
注意点
- スカウト型のためキャリアアドバイザーによる書類添削や面接対策は基本的に受けられない。
- プロフィールの入力量によってスカウトの質が変わり、経験が浅いとスカウトが届きにくい。
公表されている数値
ネット上の口コミ・評判の傾向
良い評判
- 企業から面接確約のスカウトが届き、選考に早く進めたという傾向の声がある。
- 今すぐ転職しなくても市場価値を確かめられる点が評価されている。
気になる評判
- エンジニア経験がないと使いにくい、アドバイザーのサポートがない点を不便とする声がある。
各種口コミサイト・SNS上の評判の傾向を編集部で要約したものです(2026年10月時点)。
こんな人におすすめ
- 書類選考を省いて効率よく面接に進みたい経験者エンジニア
- 在職中に自分の市場価値を確かめたい人
第18位 TechClips ME(テックミー)
年収提示付きスカウトが届くエンジニア向けサービス
TechClipsエージェントを運営するnotari株式会社のダイレクトスカウト型サービス。履歴書・職務経歴書をアップロードするとAIがプロフィールを入力・審査し、公開後は事業会社から年収提示付きのスカウトが届く仕組み。現年収はスカウト承諾まで企業に開示されず、利用は無料。困ったときはキャリアコンサルタントにも相談できる。
強み・特徴
- 企業がスカウト時点で年収を提示するため、選考の最終段階で条件が合わないと分かるリスクを減らしやすい。
- 現在の年収はスカウトを承諾するまで企業に見えない仕組みで、現年収に引きずられない提示を受けられる可能性がある。
- 書類をアップロードすればAIがプロフィールを入力するため、登録時の入力負担が比較的小さい。
注意点
- AIによる審査があり、基準は非公開。実務経験が浅いとプロフィール公開に至らない可能性がある。
- 公式サイトの掲載情報(著作権表記2018-2022)が古い可能性があり、最新の利用企業数などは公表されていない。
こんな人におすすめ
- 実務経験があり、年収条件を先に確認してから選考に進みたいITエンジニア
- エージェント面談より、スカウトを待つ形で効率よく転職活動したい人
IT特化型サービスの選び方まとめ
1対象の条件に自分が入っているかを最初に確認する
年齢・居住地・転職回数・学歴などに条件を設けているサービスがあります。条件に当てはまらないと紹介を受けられない場合があるため、登録前に公式サイトの対象欄を読み、迷ったときは面談で相談してみましょう。
2担当者の専門性と求人の方向性を見比べる
現役エンジニアが担当するサービス、年収帯を絞って紹介するサービス、特定エリアに強いサービスなど、強みはそれぞれ異なります。自社開発企業を目指すのか、年収アップを重視するのかなど、優先順位を先に決めておくと選びやすくなります。
3面談型とスカウト型を組み合わせる
スカウト型は職務経歴を登録して待つ形のため、忙しい時期でも負担が少ない反面、希望に合う企業から声がかかるとは限りません。面談型で方向性を固めつつ、スカウト型で市場価値を確かめる使い方が現実的です。
よくある質問
IT特化型の転職エージェントと総合型の違いは何ですか?
スカウト型と面談型はどちらを使うべきですか?
複数のサービスに同時に登録しても問題ありませんか?
ほかのタイプを見る
タイプの異なるサービスも比べると、自分に合う選択肢が見つけやすくなります。
出典・参考
- TechClipsエージェント 公式
- notari株式会社 会社概要
- キッカケエージェント 公式
- HERP Career 株式会社キッカケクリエイション
- タレントスクエア(運営会社情報)
- EDBエージェント 公式
- KICK ZA ISSUE株式会社 公式
- ASCII.jp エンジニアデータバンク リリース
- Wantedly KICK ZA ISSUE
- @PROJIN 経験者向け 公式
- 株式会社エスアイイー 会社概要
- 株式会社エスアイイー サービス
- 株式会社アサイン 公式
- 株式会社アサイン 会社概要
- コエテコキャリア ASSIGN AGENT
- Mikke SaaS/IT特化 転職エージェント LP
- 株式会社Mikke 公式
- レバテックダイレクト 公式
- レバテック株式会社 会社概要
- テックミー 公式サイト
調査日:2026年10月21日。掲載内容は調査時点の公表情報にもとづきます。サービス内容・求人数・条件は変更されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。