2025年現在、ITフリーランス市場は「業務委託」と「フルリモート」を軸に、より専門性と柔軟性が高い働き方へと進化しています。
業務委託の動向
- 企業の活用意欲: ITフリーランスを活用している企業の約6割(59.8%)が「今後、活用を増やしたい」と回答しており、活用の満足度も77.1%と非常に高い水準です。 企業は「特定の開発スキルを持ったエンジニア」を「必要な期間だけ」確保できる点を高く評価しています。
- 求められる職種の変更:
- 最も需要が高い職種は「クラウドエンジニア」(41.2%)、次いで「エンジニアリングマネージャー」(39.6%)、「ITコンサルタント」(34.8%)となっています。
- 特に「PM/PMO」「ITコンサルタント」領域の案件数は前年比で184.1%と急増しており、上流工程を担える人材への需要が顕著です。
- 単価の動向:
- 2025年4月時点のフリーランスエンジニア案件の月額平均単価は74.6万円です。
- 職種別では、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、AIエンジニアなどの専門職が高単価の傾向にあります。
フルリモートの動向
- リモート案件の割合: 職種によりますが、リモートワークに対応している案件は非常に多いです。例えばインフラエンジニア案件では85.3%(うちフルリモートは39.1%)がリモートに対応しています。 フロントエンド(JavaScript)エンジニアでは、リモート対応は計86.3%(うちフルリモート26%)となっています。
- 働き方の変化:
- コロナ禍で急増した「フルリモート」は依然として人気が高い働き方ですが、一部では「ハイブリッド型(出社とリモートの組み合わせ)」へ移行する動きも見られます。
- フルリモートの普及により、地方に居住しながら首都圏の高単価案件を受注するフリーランスが増加し、働く場所の自由度は格段に向上しました。
- 課題: フルリモート環境下での円滑なコミュニケーションやチームビルディング、セキュリティの確保などが企業側の課題となっています。そのため、高い自己管理能力とコミュニケーション能力を持つフリーランスが評価される傾向にあります。